平均気温28度のハワイは、年間を通して気温の変化は少ないのですが、季節はあります。
日本のような四季ではなく、夏(乾季)と冬(雨季)の2つの季節に分かれていて、4月から10月が夏で乾季、11月から3月が冬で雨季になります。
それぞれの時期の特徴を見てみましょう。
4月と10月は、季節の変わり目の月で、その年によって乾季寄りだったり雨季寄りだったりします。
そのため、特徴的なのは、5月~6月と7月~9月の2つの期間です。
GW明けから旅行者にとってのハワイのベストシーズンに入ります。
暑すぎず寒すぎず、お花がキレイに咲き、混み合ってなく、旅行代金も安いと、いいことずくめです。
自由にお休みを取れる環境であれば、この時期のハワイ旅行をオススメですね!
ハワイのイメージにピッタリの時期です。
夏の時期の中でも特に7月から9月は、気温も高く日差しも強い日が続きます。
湿度が低いので日陰に入ると涼しく、心地よい貿易風も吹くので、日本の夏のような蒸し暑さはありません。
ですが近年、地球温暖化の影響からか、北からの貿易風ではなく、南からの生暖かいコナ・ウィンドが吹いたり、全く風がない日が続くこともあり、クーラーがないと過ごせないほど蒸し暑い日もあります。
乾季の5倍の降水量がある雨季ですが、1日中、また何日も続けて降り続くということは少ないです。
ハリケーンやトロピカル・ストームと呼ばれる熱帯低気圧などの影響がなければ、ほとんどがスコール程度で、朝晩に降ることが多いです。
ロコたちは雨の中、傘をさして移動するということはあまりせず、少々の雨ならそのまま、そうでなければ軒先や近くにあるお店などで雨宿りしてやりすごすことがほとんどです。
また、雨上がりには虹が見えることも多く、見ると幸せになれるという二重の虹「ダブル・レインボー」が見えることも。
気温は、日中は25度前後ありますが、朝晩は20度を切ることもあります。
そんな涼しい日でも、おかまいなしにクーラーがガンガン効いているところがほとんどなので、羽織ものは必需品です。
オアフ島で見てみると、島の真ん中にあるコオラウ山脈を挟んで、東側にあるカイルアなどは雨が多く緑がキレイなエリア、西側にあるワイケレやコオリナなどは、雨の少ないエリアになります。
多くのツーリストが滞在するワイキキは、冬でも雨が少なく過ごしやすい気温が続くことが多く、ワイキキがリゾート地として発展したのは、このような安定した気候によるところが大きいです。
ハワイの海水温度は、約23度~27度で季節による違いはそれほどありませんが、波の高さは夏と冬で大きく変わります。
夏は、島の北側、ノースショアの海は波がおだやかで透明度も高く、海水浴に最適です。
南側にあるワイキキビーチは、冬に比べると波が高くなります。
冬は反対に、サーフィンの聖地と言われるノースショアには10メートル級のビッグ・ウェーブが押し寄せ、サーフィンの大会が行われ、世界中から強者サーファーがやってきますが、冬のワイキキビーチはとても穏やかです。
夏と冬では、サンセットの見え方も違います。
ワイキキビーチに沈む夕日が見れるのは、冬の間だけ。
夏場はもっと西の山の方に沈んでいくので、水平線に沈む太陽は見れません。
また、太陽が沈んだ後の空の色も、冬場の方が断然キレイです。
ハワイでおいしいトロピカル・フルーツを食べたいなら、夏がオススメです。
マンゴーは夏が収穫期、年間を通して手に入るパイナップルやパパイヤなども、夏の方が甘さが増しておいしくなります。
11月から3月の間、ハワイの温かい海で出産と子育てをする為に、ザトウクジラがやってきます。
そのクジラたちを見ることができるツアー「ホエール・ウォッチング」が開催されるのは、冬の間だけです。
運が良ければ、クジラの大ジャンプが見れたり、クジラの親子と会えることも。
ハワイでは年間を通し、日中はTシャツ、短パン、サンダルといった、日本の夏場の軽装で過ごせます。
ですが、湿度が低い分、朝晩は涼しくなること、どこも冷房が効きすぎていることなどから、夏場でも羽織るものを用意しておくことをオススメします。
薄手のパーカーやカーディガンなら、バッグに入れたり腰に巻いたりと持ち歩くのにも便利です。
また、クルージングに参加する場合も、海の上は予想以上に涼しいので、ぜひ羽織るものをお持ちください。
ザ・バスで遠出する場合は、靴下もあった方がいいかもしれません。
ハワイの日差しは強いので、日焼け止めクリームは必需品。
目からの日焼けを防ぐために、サングラスや帽子もあった方がいいです。
また、12時~14時くらいまでは一番日差しが強いので、その時間帯にビーチやプールで泳ぐ場合は、ラッシュガードを着用することをオススメします。
万が一、真っ赤に日焼けしてしまったら、やけどにも効くと言われているアロエがたっぷり入った、アロエジェルが売ってますので、すぐに塗ることをオススメします。
特に冬は、雨が降ることが多くなりますので、折りたたみの傘や、100均で売っているような雨カッパがあると便利です。
普段の夏服で大丈夫ですが、機内でリラックスして過ごせるように、ラフな格好がオススメです。
ハワイに到着したらそのまま行動できるような服装と言えばいいでしょうか。
ただ、特にアメリカの航空会社を利用する場合、機内の冷房が強いことが多いので、羽織るものを1枚用意しておくことをオススメします。
空港に到着したら、分厚いコートは預けてしまうのがオススメ。
主要な空港には、コート預かりサービスがあり、1週間程度なら1500円以内で預かってくれます。
そして、夏服に着替えてしまいましょう。
空港内は、暖房が効いているので寒い思いはしないですし、薄着の方が機内でもリラックスでき、到着後も快適に過ごせます。
冬は長袖を数枚持っていった方がいいですが、それ以外は夏も冬も、同じ格好で大丈夫です。
男性なら、タンクトップ不可のお店が多いので、せめてTシャツか、襟付きのトップスを持っていくといいでしょう。
女性は、リゾートワンピースにカーディガンの組み合わせで、だいたいどこへでも行けます。
また、男性はアロハシャツ、女性はムームーがハワイの正装なので、1着あると便利です。
高級レストランで食事する場合や、結婚式に参列する場合などは、アロハシャツに合わせるボトムや靴はカジュアルすぎないものを。
女性のムームーに合わせる靴も、ビーチサンダルはNGで、サンダルであればバックストラップのあるものをオススメします。
ワイキキには、ディスカウントショップの「ロスドレス」や「H&M」などのお手頃ショップがあります。
せっかくのハワイ、何か必要になったら、現地調達をしましょう。
いかがでしたでしょうか?
ハワイの夏と冬、それぞれに魅力がありますよね。
旅の目的に合わせて、参考にしてみてください。
ハワイ在住。オアフに移住後13年になるが住むまでに旅行者として21回来たほどのハワイ好き。レストランやホテルでの勤務経験もあり。ニックネームのハウピアはココナッツミルクからできたハワイの伝統的なデザートの名前。