2018年で46回目を迎える「JALホノルルマラソン2018」
マラソンと聞くと、日々の練習と体力がないと無理!と思われがちですが、ホノルルマラソンは制限時間がなく、「完走してやる!」という意思さえあれば、参加資格を得るための抽選もなく、7歳以上の健康な方だれもが参加できるのです。
「ハワイの地で青い海を眺めながら走ってみたい!」そんな憧れの気持ちから、2012年にホノルルマラソンに実際に参加し、完走を果たすことができましたので、当時の経験と感想を振り返ってみたいと思います。
私が参加したのは、2012年の第40回大会でした。
2012年の3月頃に参加すること決意したわけですが、これまでにマラソン経験はまったくなく、日ごろのランニングもしたことがありませんでした。
そのため、一緒に走ることを決めた仲間と一緒に、12月までの約8カ月で国内のマラソン大会に参加をして、時間の感覚をつかむことと場慣れすることを目標におき取り組むことにしました。
国内大会は徐々に走る距離を伸ばしていくのがポイントになると思います。
「7月2キロ→9月10キロ→10月頭ハーフ→10月末30キロ→本番!」こんな感じでスケジュールを組みました。
大会を挟むことで、徐々に照準を合わせていけるので非常にやりやすかったです。
参加を決めたら、できるだけ早くエントリーすることをおすすめします。参加定員はありませんが、アーリー期間中にエントリーをするとエントリー料金をかなり安く抑えることができるのです。
2018年度で見てみると、「アーリー(4/16-4/25)22,000円」「1期(5/15-9/14)27,000円」「2期(9/15-11/9)29,000円」となっています。
2019年以降で検討されている方はぜひ早めのエントリーを!
毎年約3万人が参加をし、そのうち日本からの参加者はなんと1万人を超えます。
それほど日本人に人気のイベントということもあり、大手の旅行会社などからは「ホノルルマラソンツアー」が毎年販売されています。
例えば2018年度のツアーを見てみると、大会名の冠にもなっている「JAL」は、JALパックから「JALホノルルマラソン2018ツアー」を販売しています。
事前セミナーで本番に向けてのランニング方法を教えてくれたり、現地入りしてからはランニングクリニックを開催したり、コースの下見ができたりなど、大会前から後までいろいろとサポートをしてもらえるので、初心者の方にはうってつけのツアーだと思います。
他にも少し調べるだけで関連ツアーは探すことができるので、いろいろと見比べてみて、自分にあったツアーに申し込んでくださいね。
さて、いよいよ現地ハワイ入りです。
私たちは前乗りをしましたので、当日までの過ごし方をまずは振り返りたいと思います。
ランニングは、練習を1日休むと取り戻すのに3日かかるといわれるほど、毎日少しでも走りこむことが重要です。ですので、私たちも朝・昼・晩と観光のついでも兼ねたりしながら練習ランに勤しみました。
日が落ちてきたくらいを狙って海岸近くを走ったり、ダイヤモンドヘッドまで走って行ってみたり。
ダイヤモンドヘッド近くでは、週末にファーマーズマーケットが開催されていますので、走った後に立ち寄って腹ごしらえするのもおすすめです。
せっかくハワイに行くのだから、ついでにビーチアクティビティなどの観光を楽しみたい!と思う方も当然多いと思います。観光アクティビティを入れる場合には、大会前にすることをおすすめします。
アクティビティの内容にもよるかとは思いますが、走り慣れていない初心者の場合特に、走った後は本当に足が使い物にならなくなります。階段を降りる時も座る時も、とにかく筋肉痛で動きがままならない・・・
ですので、ケガの危険性はゼロではないものの、体を動かすアクティビティは大会前に取り入れたほうが良いと思います。
大会前日には前夜祭が開催されます。
有料のチケット制ですが、日本のアーティストのスペシャルライブや地元ハワイのアーティストによるライブコンサートなど、おいしい食事とともに楽しむことができ、テンションもあがること間違いなしです。
いよいよ本番です!
コースのポイントを振り返ってみたいと思います。
アラモアナショッピングセンターの近くがスタート地点。
午前5時のスタートですからまだ辺りは暗いですが、集まってくるランナーの姿に楽しみと不安で胸がドキドキです。入念に準備運動をしたら、いよいよスタートです!
花火の打ち上げとともに一斉にスタートを切るのですが、花火のあまりのダイナミックさに、走る前に思わず記念撮影をしてしまうことになると思いますよ。
12月のハワイの日の出はだいたい午前7時。スタートからの約2時間弱は暗い中を走ることになります。
もちろん照明がありますので暗くて走れないということはありませんが、周りの景色を楽しめない時間が続きますので、少々覚悟しましょう。
ただクリスマス前という時期でもありますので、イルミネーションがもしかすると楽しめる場所があるかもしれません。
9キロ地点ぐらいがワイキキビーチ、そして12キロ地点のあたりがダイヤモンドヘッドになります。
私はキロ8分~10分くらいのゆっくりペースで走っていましたが、日の出がちょうどダイヤモンドヘッド沿いを走っている時でした。
そこで見た朝日はとても感動です!ここでも立ち止まってシャッターを切ってしまいました。
招待選手であるプロのランナーはこの地点ですでにすれ違います。あたりまえかもしれませんが、とっても早いです!
ホノルルマラソンの楽しみのひとつが沿道からの応援です。
地元ロコの人たちが見ず知らずの日本人を応援してくれます。
中には手作りのお菓子を作ってランナーに配ってくれたり。ハワイの人たちとの交流に気持ちもあたたかくなります。
18キロ地点のあたりから高速道路に入ります。
日本と同じで単調なまっすぐな道が約7キロ、折り返しますからトータルで14キロの道のりです。当然沿道の応援もなくなりますので、自分との戦いが始まります。
音楽でも聞いて自分を鼓舞してくださいね!
38キロ地点のカハラの高級住宅街に入ったらゴールまであと少しです!
豪華な家々を眺めながら走り進めると、最後の難所といってもいい坂道が待っています。ここが辛かった!「絶対に歩かない」とは決めていたものの、思わず一歩二歩歩いてしまいました・・・。
ですがここで元気をもらったのがZARDが歌う「負けないで」のBGM。
ツアースタッフの方たちがラジカセ片手に応援してくれていました。さすがに辛いポイントを心得てらっしゃいます。「負けないで~もう少し♪ 最後まで~走り抜けて♪」。これほどこの歌詞が心に響いたことはありません!
コースの途中途中では、専門のカメラマンがランナーの雄姿を撮影してくれます。
運が良ければ自分が主人公かのような一枚を撮ってもらうこともできるのです。
カメラマンはコースのポイントポイントにいますが、間違いないのは最後のゴール地点です。
一人だとつい表情もポーズも控えめになってしまいますが、ここはぜひオーバーリアクションを決めてみてはいかがでしょうか。
きっと素敵なゴールの瞬間が残せると思います。
実際に走ってみたからこそ感じた点をお伝えします。
あくまでも個人の主観ですので、参考程度にとどめてくださいね。
トイレはコースの途中にちゃんと用意されていますが、3万人ものランナーがいます。
結構列になるところもありますので、もよおす前に行っておくと安心だと思います。
長距離を走った後はアイシングすると良いといわれています。
氷で冷やすのも良いですが、せっかくのハワイ。海が近くにあります!
そこまで冷たくはありませんが、水着になって海に入りアイシングするのもひとつの方法だと思います。
私たちは、値段を少し抑えたいということもあって、ワイキキビーチから少し離れたホテルに宿泊をしました。
ですが、歩けないこともない微妙な距離だったため、ゴール地点からホテルへも歩いて戻りました。
走り疲れてホテルに戻ることを考えると、送迎などがない場合にはやはり近くのホテルにすることをおすすめします。
アーリーエントリーの期間は終わってしまいましたが、2018年度のエントリーはまだまだ受付中です。
開催日時:2018年12月9日(日)午前5時スタート
開催場所:スタート地点/アラモアナ公園、フィニッシュ地点/カピオラニ公園
フルマラソン参加資格:大会当日の年齢が7歳以上の方
参加人数:定員なし
問い合わせ先:ホノルルマラソン日本事務局
いかがでしたか?
42.195キロと聞くととてつもなく長い距離に思えますが、ハワイの素晴らしい景色を眺めながら走っているとあっという間の時間です。
あの時間をぜひみなさんにも体験してみていただきたいと思います。次はあなたの番です!
URL | https://www.honolulumarathon.jp/2018/ |
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ハワイ生活へ向けて準備中。 ハワイのイベント、ハワイのテレビ番組、雑誌のハワイ特集など、最近はもっぱら情報収集に明け暮れております。